アフリカの布で服、つくったよ!
こんにちは。おおのです。
今月の目標、一つ達成しました!
ウガンダ、アフリカには「チテンジ」と呼ばれる伝統的な布があります。
カラフルでとてもかわいいんです。
チテンジで服を作ってみました!
(あ、ごめんなさい、自分でチクチク縫ったってわけではないです。)
服ができるまで
まず布を選ぶ!これが悩む悩む。
これにするぞってきめたら、テーラーさんにこんな感じで作ってってお願いします。
絵とか写真とかで伝えます。
町にはテーラーさんがいっぱいいます。
テーラーさんがおなか周りやら丈やらを測ってくれます。
そして、お金を払って待つだけ。早ければ2日くらいでできると思います。
わたしは、同僚の先生がお友達のテーラーさんを紹介してくれました。
私は布を6ヤード買い、2着つくりました!!!(布屋さんは6ヤード単位で売りたいらしく、6ヤードで買うとちょっとお安いらしい。)
1着目:ロングスカート
日焼け対策で日々、ロングスカートを着ています。
あまり服を持ってきていなかったので、同じものばかり着ていました。
ついに新しいスカートが!
じゃじゃーん。
どうですか?とっても気に入りました!
が、しかしですね、、、ちゃんと測ってくれたはずなのに、おなかまわりが大きい!
こいつはウガンダごはんで太るだろうと思われて大き目にされたんですかね(笑)
2~3回くるくると折って着ています。するといい感じ。太っても着れます。
が、太らないように気をつけます。
2着目:ワンピース
ワンピースが楽だし、かわいくていいなと思って、ワンピースを注文!
完成品はこちら!じゃじゃーん!
思った通りのデザイン!この服着ると、現地の人たちにもすごく似合っているって褒められます!
が、しかし・・・これはぴったりにしてくれたのか、脱ぎ着がちょっと大変(笑)
でもとっても気に入っています。
これから
柄を見て、私を知っている人は、私っぽい柄だなっと思ったかなと思います。
もうちょっとアフリカっぽい派手めな色でも服を作ってみたいなと思ったり。
そして、着ていて「あ、ポケットつけてもらえばよかった」って思いました。
次はポケットもお願いしようと思います。
服は一着、布と仕立て代で1000~1500円くらいでできます。
既製品を買おうとすると、好みのもの、かつ、自分に合うサイズを探すのは大変です。
余談
作った服を着た後に洗うと…すごく色落ちした!
私、日本から持っていた服は色落ちしないので、基本的に全部一緒に桶に突っ込んで洗います。もちろん手洗い。
が、この日はたまたま、このチテンジで作った服を別の桶で洗うことにしました。
というのも、チテンジで作ったスカートを着た日にバスに乗っていました。
眠くてうとうととしていると、、、冷たっっっ
そして隣の人に謝られました。見ると、、、彼の手にはオレンジ色のジュースが。
この液体がこぼれた模様…テンションさがる。
ま、仕方ない。持ち歩いているトイレットペーパーで拭く…
という出来事があり、桶を分けました。
結果、オレンジジュースをかけられたことで、ほかの服が茶色くなるのを防げた!
色落ちには気を付けましょう。
激務!ウガンダの中高生の一日。
Agandi? (ルニャンコレ語でHow are you?) おおのです。元気です。
ウガンダのセカンダリースクール(中学高校相当)でコンピュータの先生やっています。
私の学校はウガンダ南西部のSheema県というところにあります。
ちっちゃな県ですが、私がいる学校は県一位の成績らしいです。
(全国的にもいい方です。)
私の学校の生徒たち、すごいんです。
社畜だなって思っている日本のみなさんより大変かもしれません。
今日は私の学校の生徒たちの日常をご紹介。
一日のスケジュール
私のいる学校は全寮制の学校。敷地内に寮があります。
その彼らの一日のスケジュールがこちら。
私より睡眠時間が短い!そして、自由時間の短さ!
自習は教室でやっています。なので、緑色の時間は学校にいないといけないんです。
土日も午前中は掃除タイムや自習、ミサがあったりと、、、学校に来ているようです。
そして、土日に町で生徒を見かけないなと思っていたら、長期休み以外は、学校の外にいっちゃダメみたい。
詰め込み詰め込み詰め込みって感じの教育です。
毎日のご飯
昼も夜もポショ(トウモロコシの粉を練ったやつ)と豆。
栄養偏るよね。朝はポリッジを飲んでるみたい。
休み時間や放課後は小腹を満たしにこうやってお菓子を買いに来ます。
ポテト/キャッサバチップス、ライスボール、バナナ、パンケーキ、アボカドなどが買えます。
昨日わたしは生徒にまじって、アボカド買って帰りました!なんと約7円!
進級・進学も大変で…
ウガンダでは次の学年に上がれないってこともよくあります。
私がいる学校の場合、学年末試験で規定の成績が取れないと、次の学年に上がれないようです。
中学レベルから高校レベルに上がるときには国家試験があります。(日本のセンター試験のようなもの。)その成績がよくないと、高校レベルには上がれません。
ちなみに私がいる学校は、中1~2相当のクラスは7クラスあります。
が、中3相当のクラスは5クラス、高1相当のクラスは2クラス、、、と、どんどんクラス数・生徒数が減っています。
一番低学年の中1相当の生徒は約70人×7クラスで約500人もいるのに、最高学年の生徒は70人くらいしかいない。という完全なるヒエラルキー社会です。
上の学年に上がれなかった生徒は、もう一回同じ学年の授業を受けるか、他校に行くか、ドロップアウト…となるようです。
感想
ウガンダで学生はできないなと思いました。
こんな頑張り屋さんの生徒たちのために何かできればなと本当に思います。
※私がいる学校の話なので、ほかの学校は少し違うかもしれません。
先生、文字が消えちゃった。-授業の様子―
Osiibre ota? (ルニャンコレ語でこんにちはの挨拶) おおのです。
ウガンダのセカンダリースクール(中学・高校相当)でコンピュータの使い方を教えています。
演習の時間になるとこうやって手が上がるんです。
そこに駆けつけて操作方法を教えています。
そんな中でかわいいなと思った二コマをご紹介。
お題は、中1-2相当の生徒たちのMicrosoft Wordの授業。
この日はWordにテーブルを挿入して時間割を作ってみよう!の演習でした。
<完成サンプル>
同僚による操作方法の説明が終わり、さあ、演習開始。
一コマ目:先生、文字が消えちゃった。
しばらくすると、手が上がりました。
生徒1「先生、文字が消えちゃった。わたしMONDAYって打ったのにどっかいっちゃった。」
わたし「え?」
わたし (画面を見てみる。にやっ)
<生徒1の画面>
<Word Ribbonの状態>
わたし「MONDAYって打ったんだよね?そのあと何かした?」
生徒1「ううん、どっかいっちゃった。」
わたし「そっか。消してないならあるはず。探してみよっか。」
生徒1 (こっちを見てきょとん。)
わたし「そのセルを選択してみて(ハイライトしてみて)」
生徒1 (よくわからないが言われた通りやってみる。でも出てこないMONDAY。)
わたし「じゃあ、フォントの色を黒に変えてみよう」
生徒1 (言われた通りやってみる………出てきたMONDAY!!)
生徒1 (キラキラした目でこっちをみてくる)
「Thank you.」
わたし「なんでMONDAYが消えちゃっていたかわかる?」
生徒1「わかんない」
わたし「ここ(セル)を黄色に塗ったでしょ。そこに黄色(同じ色)の文字があったらどうなる?」
生徒1「・・・」
わたし「黄色の上に黄色がきたら見えなくなっちゃうよね?」
生徒1「・・・うん」
生徒1は、先にMONDAYの文字色を黄色にしちゃったんだと思います。
それで、「あ、文字じゃなくて、セルを変えるんだった」って思って
そのままセルの色を黄色にしてしまったんでしょうね。
「なんでそうなったか?」というところより、MONDAYが出てきて安心した様子。
わかってくれたのかな?と思いながらも他の子に呼ばれてしまい、次の子のところに。
二コマ目:先生、黄色くならない。
同じ演習問題でもう一コマ。
別の子の手があがりました。駆けつけると
生徒2「先生、ここのセルを黄色くしたいのに、黄色くならないの。ほら。」
わたし「え?」
生徒2 (やって見せる)
<生徒2の画面の様子>
まず色を変えたいセルを選択
そして、黄色に塗るボタンを押す。
わたし (うん、あってるあってる)
そして、テーブルはこうなった。
生徒2 (ほらっちゃんと黄色を選んでいるでしょって感じでわたしを見てくる。)
わたし (にやにや)
わたし「ちゃんと選んでいたから、できているはず。ここ(別セル)をクリックしてみて」
生徒2 (え?と思いながら言われた通りしてみる………黄色になった!!!)
わたし「なんで黄色くなかったかわかる?」
生徒2「…わからない」
わたし「セルを選択したら何色になる? 青だよね?」
「青と黄色で何色になる?」
生徒2「…!?」
こんなところで躓いてしまうのかと思った一コマでした。でもかわいい。
まとめ
ウガンダの子供たち、気軽にパソコンを触れる環境ではないんです。
学校の授業でしか触る機会がない子が多くて、想定外の質問が来たりして、にやにやしちゃいますし、なるほどなって勉強になります。
言われた通りやることは得意なんですが、とりあえずいじってみる(やってみる)ってこともしない子が多いなと思います。女の子は特に。
「ボタンそこに見えているよ!押してみていいんだよ」って思ったりします。
今回のかわいい2つの質問は、色の仕組み?の問題だったので、美術の時間をのぞいてみたいなと思いました。
2月のふりかえり
Oraire ota!(ルニャンコレ語での朝のあいさつ)
あっという間に3月になってしまいました。
月初めは前月の振り返りから始めたいと思います。
今、自分に自信が持てないのは目標設定と振り返りがちゃんとできていなかったからだと思うので、
少しでも「できるようになった」こと増やして自信をつけよう作戦です。(お付き合いください。)
ちなみにこれが2月の目標。
評価指標(◎, ○,△,×)
※毎月目標設定しています。サイドバー(スマホの人は下の方)をご確認ください。
目標1:現地語であいさつ
背景
ウガンダには50を超える部族があり、それぞれに言語があります。
これらの部族の共通言語として、英語、スワヒリ語、ルガンダ語が公用語となっており、
英語が一般的に話されています。(学校の授業も英語です。)
そして、私が住むウガンダ南西部の地域ではルニャンコレ語が話されています。
首都でちょこっとルニャンコレ語研修を受け、あいさつと自己紹介を習いました!
さっそく実践してみようとこの目標を設定。
結果:〇
初対面の人には特にがんばってあいさつしました!
ルニャンコレ語であいさつと自己紹介はできるようになりました!
よかったこと:
食いつきがすごくいい!みんなすごく喜んでくれる!
簡単なあいさつと自己紹介をしただけで、「もうそんなに話せるのか、頭が良い!」 と褒められる!
そして、新しい単語・フレーズを教えてくれようとします。
自分たちのことを知ろうとしてくれていると思うと嬉しいもんですよね。
ウガンダ人に「おはよう」って日本語で言われるとすごくうれしいですもの。
ちょっと反省:
ついGood morning!が先に出てしまう。(ということで〇)
ウガンダの人、ちっちゃい子供まで英語であいさつが普通にできるんです。
そして子供たちにルニャンコレ語で話すとちょっとクスクスっとするんです。
喜んでくれているのかもしれないけど。。。
なので、チキって英語で言っちゃってしまうことが多くなってしまいました。
これから
先生同士の会話や授業中などもルニャンコレ語が出てきたりします。
もちろん蚊帳の外です。(英語でも蚊帳の外のときは多々ありますが…)
より地域を知るためにも現地語も少しずつ学んでいきたいと思います。
が、まずは英語ですね。
目標2:授業観察と分析
背景
2017/2/8から学校に赴任しました。
同僚の先生に
「今、課題と思っていることある?」と聞いてみると
「特にないよ。」と言われました(想定の範囲内)。
そこで、まずは同僚の先生方がどうやって教えているのか、生徒のレベルはどんな感じかを観察し、私に何ができるか、考えてみようと思いこの目標を設定。
結果:◎
約3週間、同僚の授業に入り、授業のサポートをしつつ、現状を見ていたところ、
最初は
「コンピュータラボの環境も思っていたより整っているし、
コンピュータの先生も十分にいるし、
先生たちはうまくいっているって言っているし、
私いるのかな?」
と思っていましたが、小さなことも含め、改善できそうな点(私にもできそうなこと)が何点か見えてきました。(ということで◎)
これから
私が思う改善できそうな点の提案をして、同僚の反応を見たいと思います。
具体的な内容に対しては、また記事に書きたいと思っているのでお楽しみに。
目標3:ブログのオープン
背景
ウガンダに行くことが決まってから、応援してくれている人たちからブログやってほしいと言う声をたくさんもらっていました。そして、やるやる詐欺をしていました。
やりたいと思ってはいましたが、首都での研修、赴任準備などで思ったより時間が取れず…。そろそろちゃんとオープンしたいと思い、この目標を設定。
結果:◎
2月末ぎりぎりになってしまいましたが、目標達成!(ということで◎)
これから
週1は更新できればなと思っています。
これまでの日本での訓練所生活、首都研修などは同期隊員が周りにたくさんいたのですが、赴任していざ一人になると、寂しさと休日に時間を持て遊ぶことが分かったので、更新は続くのではないかと思います。
あとはせっかくなので、みなさんに知ってもらいたいというのがあるので。
まとめ
2月の目標とそのふりかえりのまとめ。
がんばった!(採点甘めかもですがお許しを。)
3月の目標設定しました。
来月初めにまたふりかえります!(サイドバーをご確認ください。)
目標(やってほしいこと)も募集中です。
ウガンダでなにするの?要請内容の紹介
こんにちは。ウガンダが思ったより寒くて困っているおおのです。
ちなみにウガンダってどこって思っている人もいると思います。
ウガンダはここです。赤道直下!実は南半球に住んでいます(‘ω’)
ウガンダがどんな国かについても追々書いていければと思います。
まずはわたしが何やる人なのかをもう少し詳しく説明しますね。
何を期待されているの?
要請理由
ウガンダでもICT(Information and Communication Technology)教育への関心が高く、中高生の卒業試験の選択科目の一つにコンピュータがあります。
しかしながら、1クラスの生徒数が多く、パソコン台数も不足しているので、生徒たちが授業内容を十分に理解できていない。また、コンピュータ維持管理(ウィルス対策、簡単なハード修理など)も大きな課題となっているようです。
このような状況を受け、同僚教師と共に実習授業を担当し、機器を管理することを期待されています。
予定されている活動内容
- 日本の中学1年生から高校3年生相当の生徒に対し、主にコンピュータの実習(WindowsやMS Officeの操作方法、インターネット等の操作指導)を同僚教師と共に担当
- 同僚と協働し、コンピュータのメンテナンスや修理
- その他課外活動など
という感じですが、要請内容と実態が違う場合も多々あるようです。
なので、まずは授業観察と分析から始めます。
配属先の学校の紹介。
1987年にキリスト教会によって創立された効率の中高等学校(6年生、共学、全寮制)。
生徒数はなんと、約1500人!低学年は人数が多く、1クラス70人以上もいます。
敷地もとても広い!(↓ほんの一部)
私が活動するコンピュータラボはこんな感じです。
想像していたより、きれい!だし整っている!PC40台くらいは稼働しています。
ちなみに普通の教室はこんな感じです。
ここで2年間試行錯誤をしてみます。