パソコンがおかしい…。生徒・ウイルスとの戦いに強い味方を投入。リストアソフトの導入
こんにちは。おおのです。
私の仕事の一つは学校のコンピュータラボの維持管理です。
健全な状態のPCを保つには、何かしでかしてくれる生徒、そしてはびこるウイルスとの戦いがあって実は大変なんです。この戦いに勝つためにある武器の投入を提案をしてみました。
今回はそんなお話です。
どんな戦いがあるの? VS 生徒
生徒たち、意識的にか無意識にか、PCの設定を変えちゃうんです。
よくあるやつ1:デスクトップの壁紙を変える。
壁紙を変えるのの何が楽しいんですかね?本当によくやっています。
あとデスクトップ関係でいえば、ファイルやフォルダをデスクトップにつくりまくって、すっごく汚くなっていたりします。
よくあるやつ2:名前変えちゃう。
※DesktopがWAPIって書き変えられている状態。
Desktopがないって騒がれました。
よくあるやつ3:ムダにカスタマイズしちゃう。
不必要なショートカットがたくさん。絶対こんなにいらない。
Save、Undo(元に戻す)、Redo(やり直し)の3つで十分!
よくあるやつ4:消しちゃダメなもの消しちゃう。
テンプレートがなくなっちゃっている。これじゃ問題解けないよ!
(補足) 本来出るべき画面
などなど。これじゃ同じPC使う他の生徒が混乱しちゃいます。
どんな戦いがあるの? VS ウイルス
ウイルスとっても蔓延しています。大半がUSB経由だと思われます。
Excelだけ使えなくなったり、ファイルが開けなくなったり。
先日も同僚のPCがこんな状態に。
Wordの拡張子が.doc→.exeに。
拡張子変えても、元のドキュメントは見れず・・・・。
こんなことがおこると、実技の演習やテストに支障が出ます。そして修復するまで使えるPCの数が減ってしまう。
何か問題が起こる度に、そしてテストがある度にOSのクリーンインストールしからしたりしていました。(設定を変えられているかもしれないのでね。)
私がこの学校に来てからの数か月で何度同僚がOSをインストールからしている光景をみたことか。(私ももちろんしてましたよ)
どんな武器を使うことにしたの?
何か悪いことをされても、元の状態に戻ればいい。
そこで、リストアを支援してくれるソフトウェアを使えばいいんじゃないかと思いました。。
※リストアとは…
バックアップされたファイルやデータを使って、元の状態に戻すこと。誤って削除したデータを復元したり、不調になったシステムを正常な状態に戻すための操作。
by ASCII.jpデジタル用語辞典
Reboot Restore RXというフリーソフトを使うことにしました.。
Reboot Restore RX 概要(ざっくり) と 導入にあたる懸念点
維持したいPCの状態をベースライン(スナップショット)として記憶させます。Windowsを再起動すると、ベースラインまでリストアしてくれるソフトウェアです。
提供元:Horizon DataSys Corporation
http://horizondatasys.com/reboot-restore-rx-freeware/
つまり、ちゃんとしたベースラインを作っておけば、起動中に何されても、どんな悪さされても、再起動してしまえば、元の状態(ベースライン)に戻すことができます。
学校、図書館、漫画喫茶など、複数の人が同一PCを使う環境で採用されているようです。
イメージ図
同僚に説明するために作ったReboot Restore RXの概要と使い方資料。
ちなみにこれを使うにあたり、懸念点がありました。
Cドライブ(Windowsがインストールされているドライブ)をリストア対象にするから、ファイルを保存するときはDドライブにする必要ある。じゃないと再起動するとファイルが消えちゃう。
MS Officeの初期設定ではファイルの保存先はCドライブのMy documentになっています。ファイルの保存先なんて気にせず、とりあえず保存をしている生徒が大多数。
この懸念点があったので、Reboot Restore RX導入の提案をしても、生徒が混乱するからダメだって言われるかなって思っていました。
が、、、、実際提案してみると、同僚の反応がめずらしくすごくよかった!
やっぱり、問題だって思ってたんだなと。
Reboot Restore RX導入の効果は?
生徒が使うサーバ4台にReboot Restore RXを導入しました。
※シンクライアントになっていて、1台のサーバを10台くらいのクライアントが共有して使っています。
必要なインストール・セットアップをするのに、1台当たり最低でも1時半はかかっていました。OS入れたり、ドライバ入れたたり、アカウント作ったり、いろんなソフト入れたり…
それがこのソフトをいれることで・・・・!なくなった!
Term2の期初テストの前に導入したんですが、その後、電気供給(停電)とハードウェア的なトラブルを除き、快調に動いています!
中間テストがあるのですが、もちろん、以前のようにクリーンインストールをするといった作業はしなくてよさそう!(パチパチ)
テスト前作業だけを見ても、(並行して作業できるところもあるので)1時間半×4とまではいかないまでも、大幅に工数削減できましたよ!
長期的にみると、それ以上の削減効果!
正確な時間はわからないので、あくまでイメージですが、体感としてはこれくらい。テストが毎月あるので、そのたびに4台分のセットアップすることを思うと実際これくらい、いやそれ以上かも!
ガッツポーズしたサラリーマンの画像もほしくなりますね(笑)
副次的な効果も
- 生徒がファイルの保存先を確認する機会になった。
- イライラからにやにやに。
生徒が壁紙を変えているのを見ると、「ああ、また変えて(イラっ)」と思っていたのですが、「どうせ再起動したら元に戻るし(にやにや)」って見れるようになりました。笑
おわりに
PCの人っぽいことができたかなと思いました。そして楽になったー!
リストアするベースラインをつくるにあたり、今後管理しやすいように、ちょこちょこ他の設定も変えてみました。(より管理しやすいように。)
このソフトを導入したことによる、必要な設定変更(ファイルの保存先をDdライブにするなど)については、簡単な手順書もつくっときました。次インストールするときは見てねって。
自分メモ:
運用を変えても大丈夫って言いきれるくらい現行を知らないと、いくら新しいものが便利なものでも、運用を変えるのは大変なんだなと思いました。拾えてないところが出てきそう。
新しいものを導入しようとすると楽になるメリットと運用が変わる億劫さ。関わっている人が多ければ多いほど、効果も大変さもあるんだなと思いました。
6月のふりかえり
こんにちは。おおのです。
今年ももう半分終わってしまいましたね。梅雨も結婚式もなかったので、6月感がなかったです。
月の初めなので、先月のふりかえりから。
6月の目標はこちら
評価指標(◎、〇、△、×)
目標1:新しい提案をする
背景:
5月末からTerm2(2学期)が始まりました。5月のお休みの間に今学期やりたいことを考えたりしていました。今学期はもう少し積極的にいこう、考えていることを提案して行動を起こそうと思ってこの目標を設定。
結果:◎
学校の状況を見てからやりたいと思っていた、コンピュータラボ開放。Term1では提案失敗してしまったこの提案に再度挑戦してみました!すると、受け入れられた!
詳しくはこちら
(ちょっと思っていたのとは違う形態になったけど、練習時間は増やせたのでいいとさせて下さい。)
これから:
対象とか時間とかをもっと広げていけたらいいけど、、、まずは欲張らず、様子を見つつ、今の対象の子たちにとって有意義な時間になるようになればと思います。
あと、実はもう一つ新しい提案をしてみました。それについても記事書きます。
目標2:隣の村に行く
背景:
3月か4月にランニングしていたときに、適当に山道を走っていたら、2km先くらいに小学校を見つけたんです。たまたま何かのお祝いをしていて、参加させてもらいました。(ジャージかつ汗かいていましたが。)
それで、帰るときに「また遊びに来るね」って言ってまだ行けていなかったので、また行こうかなと思って。というのと、その小学校、寮生と通いの生徒がいる小学校なんですが、寮生の数が少ないっぽくて、土日にいったらその子たちと遊んだり何かしたりできるかなって思ってこの目標を設定。(少ない人数だと遊んだりしやすいしなって思って)
結果:×
ごめんなさい。行けませんでした。Term2はイベントが多いとは聞いていたのですが、スケジュールまで把握していなくて。6月は土日に何かしらのイベントが毎週あり…。遊びに行く余裕がなかったです。
これから:
行きたい。でも7月も毎週末、学校関係でなにかありそうで・・・。
人数が多いとコントロールも大変なのでまず、隣の村の小学校の子たち相手に反応を見てみて、ウケがよさそうなら、もっと他のところでもやったりできるかなーと思っています。
目標3:野菜を干してみる
背景と結果:◎
詳しくはこちらの記事を読んでください。
ちなみに今日もにんじん干しています。
これから:
やっぱりパイナップル干したい!ドライパインつくりたい!
6月のまとめ
今月の頑張りは、提案頑張ったことかな。
7月の目標設定しました!
来月初めにまたふりかえります!(目標はサイドバーをご確認ください。)
目標(やってほしいこと)も募集しています!
チームティーチングの悩みと考え方の変化。
こんにちは。ウガンダのセカンダリースクールでパソコンに使い方を教えています。おおのです。
今日は活動における私の悩みと考え方の変化について書こうと思います。
はじめに
ウガンダ、世界各国には、何人ものボランティアが学校に派遣されています。
環境は本当に学校によって全然違いますが、先生として派遣されている人たちは主に以下の2つのやり方のどちらかで活動をしています。
- 担当の授業を持ち、教える
- チームティーチングで、教える。
私は、学校側からチームティーチングを要望されているので2の方です。先生の数が足りない学校などでは、「あとはよろしく」という感じで授業を任せられる1の人もいます。
1の人の方が多いのではないかなという感覚です。
以下は、2のチームティーチングをする場に身を置く、私が個人的に考えたり思ったりしていることです。
チームティーチングの悩み
悩み1:自由にできない
生徒の状況とか授業の進め方とか、「こうやればいいのにな」「私だったらこうするのに」と思うことがあります。自分が担当の授業ならすぐに実行することができます。
が、チームティーチングの場合、(保守的な)同僚に話して理解してもらわないと変えることもやりたいこともできません。文化も育ってきた環境も違う人たちに理解してもらうのは大変です。
悩み2:存在意義
私は同僚の授業・仕事をサポートすることがメインタスクです。でもこの同僚たちは私がこの学校に来る前も普通に授業をしていたわけです。つまり、私がいなくてもまわるんです。教える経験ももちろん同僚の方が長いんです。
上記2つの悩みがあったので、ウガンダに来てすぐはすごくもやもやしていました。
1の自分の授業を持っている人たちの話を聞くと、すごいな、自分の色を出せていてかっこいいな、活躍しているなと思います。それに比べて…ってね。
せっかく学校に派遣されたんだし、自分で授業を回したいなって思っていました。その方がやっている感も感じられるだろうしなって。チームティーチングやりにくいなって思うようになりました。
せっかくきたのだから、何かやりたいっていう、完全なる驕りですよね。
当初は担当の授業を割り当ててもらおうかなって思ったりしていました。ですが、今はチームティーチングでよかったな、チームティーチングでがんばろうと思っています(自己正当化したいだけかもしれませんが)。
こっちの先生の仕事を取りにきたわけじゃないですしね。
チームティーチングの良さ
関わる対象が多い。
同僚3人が持っているクラスの生徒と触れ合えます。つまり全学年全クラスの生徒とかかわることができます。
(そのため顔と名前をまだ全然覚えられていないのは許しでください。。)
毎日朝から夕方までずっと授業があるんですが、暇はしないのでいいです。(社畜的考え)
数えたら週54コマありました!(笑)
クラスや学年、性別によって色の違いを感じたりできます。
関わる生徒が多いのはもちろんですが、先生(同僚3人)とも関わることができます。
自分で授業を持っている人の中には、同僚との絡みが少なくなるって嘆いている人もいます。
残すことができる。
同僚と一緒に活動をするので、私がやっていたことで、同僚もいいなと思ったことは私の帰国後も引き継がれるはず。なので、私がいなくなっても何か残ることができる可能性があるんです。
そうすると少しでも多く、この学校の、この地域の、この国の人の未来にかかわれるかなと。
自己成長につながる。
今あるやり方、同僚がやってきたやり方を尊重しつつ、いかに改善していくか。そして、私の考えていることを分かってもらうか。難しいですけどやりがいありますよね(と言い聞かせています)。特にうちの学校、県で一位の成績なので、先生たちも特に今のやり方を変える必要性も感じていないと思います。
思い通りにはいかないし、期待と外れる反応であることが多々でくじけたりもしますが、強くなるために来たので、成長できるかなと思います。
ストレスたまったらクッキーの消費がすすみます( ・ω・)
まとめ
同僚・先生といい関係を構築し
頼りにされて、
継承されるようなことが
一緒にできればいいなと
(書くのは簡単なんですけどね。)
今は改善案を私から提案したりしています。それは私がこういう考えで、こういうことができてっていう、プレゼンス向上、信頼してもらうために必要なことだと思っています。ですが、今後は、こういう風にしたいんだけどってって相談されて一緒に考えていけるようになればいいなと思います。そうすると、必然的に残るでしょ?
実際に何かを残すのは大変なことはわかっています。なので、まずは目の前の生徒たちから。
一時的な活動になっても、マンパワーとなっても、目の前に私を見ている生徒たちはいますからね。少なくとも彼らの人生にはもう関わっているんです。できることからトライして、その状況を見てもらうのも大事だと思っています。
例えばラボ開放なんかも、私がいなくなるとなくなるかもしれないこと。でも私がいる間の生徒たちにとっては重要なこと。残ればいいけど、残すことにとらわれすぎなくてもいいのかなと思ったり。
いろいろ思考や思いがいったりきたりしながら、悩みながら進んでいっています。
まとめと言っときながら、まとまりなくてすみません。
おわりに
隣の芝生は青いってやつはどこに行ってもそうなんですよね。
わたし、人に巻き込まれるのは得意なんですが、人を巻き込んで率先してやることはあまりしてきませんでした。来るべくしてここにいたのかなここにと思って、人と比べず頑張ります。
やりたいことができないなって思ったとき、ボランティアはあくまでサポーターで、主役は現地の人たち。そこを忘れないようにしないとな、と思います。
でも自分のための2年間でもあるので、やりたいことやってみてもいいのかなとも思っています。
そろそろ活動計画たてないといけない…なに書こうかな。
干し野菜はじめました。
こんにちは。おおのです。
干し野菜をはじめてみましたのでご報告を。
きっかけ
私、ドライフルーツ好きなんですよ。
ウガンダのパイナップル、安いしすごくおいしいんですよ。
もちろん日本みたいに一口サイズに切られてパックに入っては売っていません。
1個買いです。60円くらい。
今では、上手に剥けるようになりました!
でも、一人暮らしじゃないですか。そして冷蔵庫という文明の利器は持ち合わせていないじゃないですか。おいしいんですけど、食べ切るの大変なんです(笑)
そんなとき、あ、ドライパインつくれないかな?と思っちゃったんです。
そして、私の家、マーケットまで遠くて、買い物は週に1回です。何度も言いますが、冷蔵庫はありません。腐らないように考えて買ったり、消費したりしないといけません。
あ、野菜も干したら、保存できるんじゃない?と思っちゃったんです。
ちなみにわたしの台所事情についてはこちらをご参考に。
そして、なんとタイミングが良いことに、ウガンダは乾季に突入しました!
これは干してみるしかない!と思い、干し野菜、はじめました。
※野菜の方が簡単そうだったのでまず、野菜から。
なに干したの?どうやって?
干し野菜初心者。まずは、にんじん、ナス、ピーマンで挑戦しました。
野菜を洗って、適当な大きさに切りました。
そして、あとは干すだけ!
干すのには、このネットを使いました。100均すごい!お母さんありがとう!
干してみた。なんかかわいい。
そして日中、2日くらい外に干しておくと、こうなった。
ちっちゃいいいいい!想像以上にちっちゃくなった!
※注意点としては、干す前に水気をきっておくことですね。特にピーマン(のような水気が多い野菜)。1回目そのまま干したら、乾かなくて、放置していたら、腐ったので・・・・。ってことで、写真は2回目の成功したやつです。
干し野菜のいいところ!
- 保存期間を延ばせる
- 栄養価が高まる
野菜を天日干しにすることで、栄養が凝縮されるようです。 - 料理時間の短縮ができる
もう切ってあるので、野菜を洗って切る手間が省けます。 - 一度にたくさん野菜を摂取できる
野菜を干すとすごくちっちゃくなるので、調子に乗ってたくさんの野菜を入れても気になりません。
干し野菜は、マーケットが遠い、冷蔵庫がない、ずぼら、野菜をいっぱい食べたい私にはぴったりだったのかもしれません。
おわりに。
野菜を並べるのも、ちっちゃくなるのを見ているのも楽しかったです。趣味が一つ増えたかな。干し野菜レシピをネットで調べるのが最近の楽しみの一つです。もっと発掘したいなとか思っています。他の野菜も干してみたいなと思っています。そして、きっかけとなったドライパインも挑戦したい。
挑戦したら記事書きますね。
ついに念願のコンピュータラボ開放が実現・・・!?
Osiibre ota? (こんにちは) おおのです。
今日は活動についてです。
この学校に来てすぐ、現状の観察と分析をしていました。
詳しくはこちら。
そこで、「コンピュータラボの開放」をしたいって思いました。
今期はもうちょっと積極的に動こうと思って、もう一度提案してみることにしました。
なんでコンピュータラボを開放したいのか?
生徒たちはコンピュータに触れる機会は、週に1回、80分の授業時間だけです。
テストがあったり、理論の授業の週もあります。そうなると、週に1回も触れる機会がないのです。
※全寮制のこの学校。ドミトリーには電子機器持ち込み禁止です。
私は、コンピュータは使えば使うほど、慣れるし、スキルが身につくと思っています。
使っている途中で「あ、こんなこともできるんだ」って気づいたりできると思っています。
だから自由に使うパソコンを使える機会を増やしてあげたいって思っています。
そこで、空いている時間にコンピュータラボを開放したいと思っていました。
ちなみに生徒(108人)にアンケートしたところ、生徒たちももっと練習したいと思っているみたいでした。なのでなおさら、開放したいと思っていました。
前回の提案は何で反対されたの?
前回の提案概要はこんな感じでした。
- 提案相手:ICTの先生
- 提案内容:土日の何時間かコンピュータラボを開放したい。
- 同僚の反応:いいことだと思うけど難しい。
その主な理由
生徒の数(1500人)に対して、コンピュータ台数(45台)が少ない。希望者が多くなってもコントロールできない。
校則で許可なく校外に出てはいけないことになっている。「コンピュータラボに行く」と言って外に出て、タウン(町)に行く男子生徒が出てくる(※).。男子にも使わせたければ一人ひとりドミトリーまで迎えに行って、帰りもドミトリーまで送る必要が出てくる。女子だけに許可したら、男子から文句が出る。
※私がいる学校は男子と女子でキャンパスが約1km弱離れています。コンピュータラボは女子キャンパスにあり、男子は授業があるときは女子キャンパスのラボまで歩いてきています。
と言われちゃいました。あと、同僚が新しいことをするのがめんどくさかったのもあると思います。ちょっと戦ってみましたが交渉決裂。
ちなみに、この提案するまで土日、外に行っちゃいけないという校則があること知りませんでした。
今回の提案は?
今回はどうやって提案しよう、と考えました。今回はトップダウンで提案してみようと思いました。
そして、ちゃんと思っていることを伝えられるようにこんな感じで簡単な提案書を作成しました。
※簡単な英語です。間違っているかも。
ざっくり言うと、学年を絞って、授業後の1時間だけまず開放させてほしいという、スモールスタートの提案です。
徐々に対象や開放時間を広げていければと思って、まずは足がかりになればと
提案の主な変更点
- 提案相手:ICTの先生→校長先生
- ラボ開放時間:土日の数時間→放課後1時間
- 対象の生徒:全員(希望者)→S5(希望者)※
※対象の学年はS5(高校1-2年レベル)の生徒とした理由
S5の生徒が一番実力差が激しいと思ったから。S5のクラスの中には中学レベルでもコンピュータの授業を選択していた生徒がいる一方で、高校レベルからコンピュータの授業を選択した生徒もいます。つまり、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスの使い方を知っている生徒とキーボードを初めて使う生徒が一緒の授業を受けているんです。
校長先生にいざ提案!とその結果
コンピュータラボを開放したいんですけどって最初に言ったときは「え?」ってちょっと難しそうな顔をされたのですが、提案書見せたら、「これならできそう、うん、大事だ、いいね」って言ってくれました。(わーい) そして、「ICTの先生たちと話しておくよ」っと言ってくれました。
とは言っても、これまでの経験から過度の期待はせずにいました。
すると翌週、同僚が、「放課後のコンピュータラボの開放今週からやる?」って言ってきました!よーーーーしっ!
そして。S6(最高学年。今年国家試験を控えている生徒たち)も練習が必要だから、S6もやる、とのこと。おお!!
そこで、S6とS5、曜日を分けて実施することにしました。
コンピュータラボ開放初日
この日、わたしはわくわくどきどきしていました。何人くらい来てくれるかな?誰も来なかったらどうしよう、とか。
が、直前に同僚と話して新たな事実が判明!
わたし「何人くらい来るかな?」
同僚「え?全員くるよ」
わたし「え?」
同僚「全員、練習が必要だ」
わたし「うん(それは確かにそうだけど)」
同僚「だから強制参加にした。参加しなかったらdisciplineの対象(校則違反)になる」
わたし「・・・!!!?」
わたしは希望者で練習したい人、練習が必要と思っている人が来て、自由に練習なり質問成してくれたらいいと思っていたのに、まさかの強制参加に・・・!
新しいことをレクチャーするわけではないですが、授業を1コマ増やしてしまったのと同じ感じに…
ごめんね興味なかった生徒たち。
まずは来た人に名前書いてもらって、参加人数のレポートつくって・・・・などと運営方法を考えたりもしていましたが、不要かな。
でも、ゆくゆくは希望者のみになりそうな気もしています。
そして、ラボ開放(?)が実現した次の日からテスト期間、テスト期間の翌週はスポーツウィークなので、しばらくは間が空いてしまいます。さてどうなるでしょう・・・。
おわりに
ウガンダにいると想定外のことが起こることはあたりまえです。今回も斜め上の対応になった感。
同僚の言う通り、「みんな練習は必要」。だからちょっと思っていたのとは違うけど、前進はしたのかな。この放課後の時間は任されているので、この一時間どう生徒たちと触れ合うか、何をしてあげられるかも、これからの私のやり方次第かなと思います。
そしてやはり組織。トップダウンは効果的ですね。誰から攻めていくか、これからも考えよう。
ラボ開放初日のS6(高校レベル最高学年)の生徒たち。