中間テスト!テストから見えてきたこと。感じたこと。
こんにちはおおのです。
先週、1学期(Term1:2-5月)の中間テストがありました。
テストをすると見えてくることがありますね。考えさせられます。
落ち着けよって思うこと
私の学校では、国家試験の対象学年に近い学年の生徒はパソコンの実技テストもします。
実技テスト中にもかかわらず、一部の生徒は手を挙げて聞いてきたりします。(私がいるからかな…とすると悪影響だ…)
見に行くと、
生徒その1:コピーができない
とある生徒が「コピーしたいのにrefuseされてできない」と言って
↑の画面(コピーボタンが非活性)を見せてきました。
そりゃそうです。どこをコピーしたいのかMicrosoft Wordさんわからないんですもの。
いつも「First, highlight(まず選択)」って言っているでしょって心の中で突っ込む。
<正解>
コピーは一例ですが、ほかにも「(Table Toolsの)Layoutタブがない。」とかよく言われます。※テーブル上にカーソルを持っていかないと、このタブは出ません。
もちろん「これはテストだから教えられないよ」って言います。
最近試みている教え方
私「あなたはコンピュータとコミュニケーションしないといけないでしょ。あなたがやりたいことをコンピュータに伝えないと。何をやりたいんだっけ?」
生徒「ここを××したい(例:ここをコピーしたい/このセルにボーダーをつけたいなど)」(指で画面を指して言ってくる)
私「私は分かるけど、それじゃコンピュータに伝わらないよね。コンピュータに"ここ"(コピーしたい場所/ボーダー付けたいセル)をまずは教えてあげないと。」って。
最初は混乱して「どうやって?」って聞いてきますが、「あなたにはマウスがあるでしょ。それでここを画面で示してみて。」って。すると「あーーー!」ってなって気づいてくれます。そして選択(Highlight)するのを忘れていたのが恥ずかしかったかのように照れて笑います。
コンピュータとのコミュニケーション。もっと慣れていろんなやりとりしてほしいな。
生徒その2:ページがどんどん増えていく。なんで助けて。
問題の中に「1ページ目でタイプした文章を2ページ目にコピーしてください」ってあったんです。
彼女はコピーをしてみたものの「あれ?」ってなってUndo(元に戻す)をしたかったみたい。が、間違ってRepeatを押しまくっている。押すたびにページが増えている。っていう状況。
<彼女が押しまくっているRepeatボタン>
<増えていくページ>
<正解:Undo>
押したら押すだけPageが増えていることに気づこうよ、落ち着こうよって思いました。
理解できていない?
試験監督をしていて一番びっくりしたこと。
S3(Senior3:中3レベル)の生徒たち、8割くらいExcelで掛け算ができなかったんです。
え、先週の演習の時は掛け算できてたよね?って思いました。
問題としては、テーブル内の合計列にTax(10%)を掛けた値を出しましょうってやつです。
%を使うからって、こんな画面と格闘している子たち多数。
考えてなんとか解こうとしている努力は感じました。
ちなみにPERCENTRANKなんて関数、私も使ったことないです。
ここから考えたこと
どうしてこうなっているのか考えてみました。原因は3つあるかなと思います。
- 単純に忘れている。復習不足
- 習ったこと(前で先生がやったこと)と同じことはできる→真似することはできるけど、考えていないから問題が変わるとできなくなる
- 数学レベルの問題。税込み価格の出し方が分からない。%が出てきたら慌てた。
どれかかなと思います。
これを踏まえ、授業改善が必要だなと思いました。
学校の先生って大変
テストって大変だなと思いました。テストをつくることも、印刷して準備することも、採点することも。
採点が本当に大変。特に低学年は約70人×7クラス分も採点しないといけません。ひたすら丸付けしました。
と言っても私は生徒の手書きの文字を読解するのに時間がかかるため、記号問題と、点数の計算を主にやらせてもらいましたが(笑)
こんな感じ
これ見て、?ってなりませんでしたか?
日本の間違いってるよマーク(✔)がウガンダでは正解マーク(〇)なんです。
なので気を抜くと間違って、間違っている答案に✔(ウガンダでは正解マーク)にチェックをつけてしまいそうで、頭使いました(笑)
そして、採点が終わると各生徒の成績をパソコンに入力作業があります。(もちろん入力代行作業もよくやります。)
おわりに
ひとつのテストから気づきがたくさんありました。採点は大変ですが、理解度確認のためにも必要ですね。
私が学生の時、テストの時の先生の大変さなんて考えたことなかった。テスト翌週の授業でテスト返ってこなかったらがっかりしたし。先生たちいつもありがとうございました。
おまけ
実技テストはパソコンの台数に限りがあるため、人数が多い学年はシフト制で実施しています。前のグループが終わるのを待っている生徒たち。